縄文時代にまでさかのぼり、最も入手しやすい土をそのまま団子状に丸めて壁を作ったのが左官の始まりです。その後、時代を重ね壁を白く塗ったり色土を用いて、砂・ワラ等を混ぜ合せ様々に表現を作り出せるようになりました。
伝統と言われるのは、よきはるか昔の材料・技術を今の世によみがえさせ当時そのままの左官仕事を忠実に再現し歴史的なおもむきに表現する事だと考えています。
真改工業では、伝統工法による高度な技術と熟練した職人の技で、文化財や古民家の修復工事を行っており、「平成の大改修」と言われる世界文化遺産「国宝 姫路城」の修復工事にも携わりました。
また近年は一般建設業界で湿式工法の需要が減少しているため、伝統的な漆喰塗の技術は失われつつあり、早急に保護を図る必要があると考え、若手の育成にも力を注いでいます。